心理カウンセラー◆森實ゆた

こんにちは、森實（もりざね）ゆたです。

今朝起きると、庭の石の上に
よちよち歩く子猫が二匹
きぇ～～～、かわゆい
ねぼけまなこの子どもも飛んできて、
朝からとても幸せな気分になりました。

そのうち捕まえて、もらい手を探そうと
思いま～す。
ちなみに、ニャンコの柄は白黒のぶちちゃんと
トラ猫ちゃんでした

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さて、ここからが本題です。
今月は、カウンセラーのコラムを書かせて頂きました。
題して「お手伝いをする子は、損なの、得なの？」

この記事がたくさんの方に共感頂けたようなので、

今日は、兄弟間にあるシビアな葛藤について
書いてみたいと思います。
少し長いですが、良ければお付き合い下さいませ

我が家には、現在中1の娘と小５の息子がいます。
今では、さすがに減りましたが、
まだ彼らが幼いころ、ロールケーキやスイカなどを切って分ける時に、
必ずと言っていいほどもめていました。

それも、ほんの数ミリの違いに対して。
そうして大騒ぎした挙句、それを残していたりして

果たして彼らは、本当にその数ミリが食べたかったのでしょうか？

もちろん、本当に食べたい場合もあると思います。
一方では食べ物よりも、親からの愛情を奪い合っていると解釈できる時もあるようです。

後者の場合、子どもがそこまでこだわるのも納得ですよね。

相手の方が自分より、一ミリでも多く親からの愛情を受け取るのは許せないのです
もっと本音を言えば同じでもイヤなのです

親からは自分だけ見てほしい、自分だけ愛してほしい

全部自分で独り占めしたいのです。

でも、この願いは当然ながらかなうことはありません。

だいたい親というものは、出来るかどうかは別にして、兄弟は平等にわけへだてなく
愛そうと努力しますよね。

その行為は、子ども目線で見ると、兄弟姉妹がいる分だけ、親からもらえる時間や愛情が分散し、
減ったように感じます

自分だけが親の愛情を独占したいのに、それがかなわない

その時に感じる、嫉妬心や競争心が複雑に入り混じった感情のことを、
心理学ではカインコンプレックスと呼んでいます。

これは、旧約聖書の中に出てくる、カインとアベルのお話がもとになっています。

少し手短に紹介させて下さいね。

カインとアベルはもともと仲のよい兄弟でした。
ある日、兄のカインと弟のアベルがそれぞれ神様に捧げものをしたところ、神は弟のアベルの供え物だけを喜び、カインの捧げものには見向きもしませんでした。

強い嫉妬心にかられたカインは、弟のアベルを殺してしまいます。
そして、その罪により、神によってエデンの東を追放されてしまいました。

実際に弟を殺してしまったことは悪い事ですが、この時のカインの峻烈な感情に共感する方も少なくないのではないでしょうか？

大人になってから、このカインコンプレックスが問題の根っこになっているという場合、意外とよくあります。
たとえば、その代表的な例として、ずば抜けた美人の姉を持つ妹、又はその姉と妹が反対の場合。
成績がよく、スポーツ万能な兄を持つ弟、又はその兄と弟が反対の場合。

自分にもよいところが沢山あるのに、特別に優秀であったり美人な兄弟姉妹がいると、
目立つことができません。
どうしても、自分には日が当たっていないような、比較されて、いつも負けているような気分を
感じてしまいがちになります。

そして、その複雑な感情が、

自分はどうせたいしたことがない

頑張っても人から認めてもらえない

といったネガティブな観念を作っていきます。

心には、無意識のレベルで、自分の心の中と外の現実の世界を同じにしようとする
働きがあると言われています。

その働きの結果、長い年月をかけてその観念に見合った現実を引き寄せてしまうという訳です。

兄弟姉妹がいる方は、このカインコンプレックスを程度の差こそあれ、誰もが自然に持っています。

ただ、思い出した時に、驚くほど大きな感情が動いたり、嫌な気持ちがしつこく続くようならば、今のあなたにとって、そこを見つめていくことが必要な時期なのかもしれません。

あの時、悔しかったこと、悲しかったこと。

当時子どもだった自分が感じた感情をただただ感じてみて下さい。泣きたくなったら、安全な場所で心ゆくまで泣いてみて下さい。

頭ではなく、ハートで感じてあげるだけで、
多くの感情は流れて消えていきます

取り組みたいけれど、一人ではちょっと、という場合はカウンセリングという方法があります。
どうぞ気軽に電話してみて下さい。

あなたの心が楽に自由になれるように、お手伝いさせて頂ければこんなに嬉しいことはありません

7月の森實の
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どなた様も初回は無料ですので、どうぞお気軽にご利用
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心よりお待ちしております。

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